ポイント式散水を配置する
ツール |
ツールセット |
ポイント式散水
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灌水システム |
ポイント式散水ツールを使用すると、選択したメーカーのパラメータを持った灌水ポイント式散水、または配置後にパラメータを指定できるカスタムポイント式散水を配置できます。
配置できるヘッドのタイプは複数あります。
ローターは大型のヘッドで、ヘッドを中心に回転する単一の流水を、長い距離にわたって散水します。
スプレイヘッドは、設定した有効範囲に継続的に水を噴射します。どちらもボディとノズルの2つの部品で構成されており、さまざまな形式があります。
エミッタ(ドリップノズル)はドリップチューブに挿入し、水を土壌に徐々に浸み込ませます。
エミッタには散水半径がないため、任意の複数配置モードで配置する場合は、半径パラメータと半径プレビューがエミッタ間の間隔を表します。
ポイント式散水を配管に追加すると、既存の配管は2つに分割されます。
モード |
説明 |
挿入 |
選択した配置モードに従ってポイント式散水を配置します。 |
属性のコピー |
選択した既存のポイント式散水に合わせて、デフォルトのポイント式散水を設定します。次を参照してください: ポイント式散水の属性をコピー&ペーストする |
一括作成 |
有効なオブジェクト(配管または曲線)上、またはオブジェクト内にポイント式散水を配置します。次を参照してください: ポイント式散水の属性をコピー&ペーストする |
ポイント式散水 |
リソースセレクタを開き、配置するポイント式散水リソースを選択します。リソースをダブルクリックしてアクティブにします。 メーカーライブラリの中から選択するか、必要なタイプに最も近いポイント式散水をCustom.vwxから選択して、配置後にプロパティを設定します。 |
単独 |
単一のポイント式散水を設定したとおりに配置します。
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頂点に配置 |
パスの頂点をクリックするたびに、クリックした場所に設定済みのポイント式散水を配置します。
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多角形の辺に配置 |
ツール設定でツール 直線/配列 設定を指定し、描画した多角形の辺に沿ってポイント式散水を配置します。
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均等に配置 |
ツール設定でツール 直線/配列 設定を指定し、描画した多角形を埋め尽くすようにポイント式散水を均等に配置します。
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三角形に配置 |
ツール設定でツール 直線/配列 設定を指定し、描画した多角形を埋め尽くすようにポイント式散水を三角形に配置します。
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半径 |
ローターおよびスプレイヘッドのデフォルトの散水半径、またはエミッタ間の間隔を定義します。メーカーのカタログからポイント式散水を取得した場合は、使用可能な散水半径値の1つを選択するか、手動を選択して配置時に半径を指定します。特定のポイント式散水では、手動ストリップを選択してストリップヘッドを配置します。 ポイント式散水のみの場合、ツールバーリストの半径値を順に確認するにはショートカットキーを押し、リストの前に戻って確認するにはShift +ショートカットキーを押します。 カスタムポイント式散水の場合、散水半径は配置時に決まります。手動を選択して手動で指定した散水範囲で円形のポイント式散水を配置するか、手動ストリップを選択してストリップヘッドを配置します。 |
散水範囲 |
散水範囲の形状の有効範囲を角度で定義します。エミッタには適用されません。メーカーのカタログからポイント式散水を取得した場合は、使用可能な散水範囲の値の1つを選択するか、手動を選択して配置時に散水範囲の形状を指定します。 カスタムポイント式散水の場合、散水範囲の形状は配置時に決まります。半径で手動を選択した場合、ここではすでに手動が選択されており、他に選択する必要はありません。手動ストリップヘッドの場合は、ストリップに沿ったヘッドの位置を選択します。 |
設定 |
ポイント式散水の配置と外観のデフォルト設定を指定します。 |
図面にポイント式散水を配置するには:
ツールをクリックしてから、ツールバーの挿入モードをクリックします。
ツールバーのポイント式散水をクリックして、リソースセレクタでリソースを選択します。メーカーライブラリの中から選択するか、必要なタイプに最も近いポイント式散水をCustom.vwxから選択して、配置後にプロパティを設定します。
または、閉じた2D形状を作成した後に図形からオブジェクトを作成コマンドを選択して、ポイント式散水を作成します(図形からオブジェクトを作成するを参照)。
ツールバーの配置モードをクリックします。
設定をクリックしてオブジェクトのプロパティダイアログボックスを開き、ツールの配置と外観のデフォルトパラメータを指定します。ポイント式散水ツールでは、設定を再度変更するか、属性のコピーモードを選択するまで、これらの設定が使用されます。属性のコピーモードを選択すると、設定は選択した既存のポイント式散水の設定に変更されます。多くのプロパティは、後からオブジェクト情報パレットで編集できます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
ツール 直線/配列 設定 |
直線に沿って、または配列でポイント式散水を配置する時に、ポイント式散水の設定を指定します。 |
モード |
複数のポイント式散水の間隔を制御する配置モードを選択します。 重なり:各ポイント式散水の散水半径、またはエミッタ間の距離を、値で指定した比率で重ね合わせます。 固定:値で指定した距離でポイント式散水を配置します。 均等間隔(距離):線または配列の始点と終点にポイント式散水を配置してから、距離の値以上の間隔で均等にポイント式散水を配置します。 均等間隔(重なり):線または配列の始点と終点にポイント式散水を配置してから、最小重なり半径値の比率以上の間隔で均等にポイント式散水を配置します。 個数:指定した数のポイント式散水を直線に沿って、または配列内に均等に配置します。 |
値 |
重なりの比率、距離、または数量を指定します。 |
スプレイ方向のオフセット |
境界線またはパティオの辺に沿って散水範囲が360度以外のポイント式散水を配置する場合に、ポイント式散水と有効範囲をスプレイの方向にオフセットします。 |
オフセット |
オフセット距離を設定します。 |
オブジェクトデフォルト |
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ポイント式散水名 |
オブジェクトに名前を付けます。これは、ラベル、灌水一覧表、その他のワークシートで役に立ちます。 |
注釈 |
オブジェクトに関する注釈を追加します。これは、ラベル、灌水一覧表、その他のワークシートで役に立つほか、赤のシンボル定義を保存する時にメモするのにも便利です。 |
ヘッドのタイプ |
ツールバーのポイント式散水リストでの選択に基づいて、配置するポイント式散水のタイプを表示します。 |
グラフィック |
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シンボル名 |
ポイント式散水を表すのに使用するシンボルセットおよびバリエーションの名前を表示します。<デフォルトシンボル>は、デフォルトのポイント式散水シンボルセットが使用されていることを示します。 |
シンボル置き換え |
異なるセットのポイント式散水シンボルを選択します。リストからシンボルを指定します。選択する特定のシンボルに関係なく、散水範囲の形状に従って、セットから適切なシンボルが自動的に割り当てられます。 |
シンボルのオフセット |
実際の挿入点からのポイント式散水シンボルのオフセット距離を指定します。 |
シンボルの倍率 |
レイヤの縮尺に対して指定した倍率でシンボルを伸縮します。係数に1より小さい値を指定するとシンボルのサイズが小さくなり、1より大きい値を指定するとシンボルのサイズが大きくなります。 |
シンボルの回転 |
それぞれのポイント式散水シンボルの向きを配置時に指定するデフォルトの方法を示します。 回転なし:ポイント式散水シンボルの回転をデフォルトの向きに維持します。 有効範囲に合わせる:ポイント式散水シンボルを有効範囲の中心に向けて回転します。360度の散水半径には適用されません。 マークのみ有効範囲に合わせる:シンボル本体は回転せずに、シンボルの有効範囲アームを有効範囲の中心に向けて回転します。
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有効範囲を表示 |
散水半径および散水範囲の形状のおおよその平面表示を行います。 |
3Dで有効範囲を表示 |
噴射軌道と距離に基づいて、散水半径および散水範囲の形状のおおよその3D表示を行います。 |
水圧を表示 |
図面に水圧ラベルを配置します。 |
流量を表示 |
図面に流量ラベルを配置します。 |
一度クリックして、ポイント式散水の位置を設定します。既存の配管、ドリップチューブ、または灌水配管網にポイント式散水を配置する場合は、接続する配管が強調表示されて、ポイント式散水が自動的に管網に接続されます。
円弧のポイント式散水の場合は、カーソルを移動してクリックし、散水半径を設定します。カタログからポイント式散水を選択した場合は、カタログで指定された定義済みの半径値にカーソルが自動的にスナップされます。半径値のデータバーを参照してください。カスタムポイント式散水を配置するか、カスタム半径を定義する場合は、カーソルを移動して配置時に半径を指定し、クリックします。エミッタでは、描画する半径がエミッタの間隔を示します。
ストリップヘッドでは、クリックしてストリップの始点を設定し、カーソルを移動して四角形のストリップの幅と高さを設定します。
再度クリックして、(カタログ値で設定されていない場合は)ポイント式散水の散水範囲の形状と向きを設定するか、ストリップヘッドの場合はストリップの描画を終了します。
ポイント式散水が1つ、指定した向きで配置されます。
ポイント式散水を複数配置する場合は、選択した配置方法に応じて直線または多角形を描画して続けます。ポイント式散水の動的なプレビューが表示されるので、配置しやすくなります。ダブルクリックしてポイント式散水を配置します。
水圧および流量ラベルがあれば、制御点をドラッグして位置を調整します。噴射の有効範囲が表示されている場合は、有効範囲の制御点を使用して、スプレイヘッドの散水半径、散水範囲、角度を調整します。カタログデータの要件によって、調整できる許容範囲が制限される場合があります。
パラメータはオブジェクト情報パレット編集できます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
ポイント式散水を保存 |
選択したポイント式散水を、アクティブなファイルに赤のシンボル定義として保存します。これは通常、カスタムポイント式散水または変更したカタログデータを含むポイント式散水に対して行われます。 |
ポイント式散水名 |
オブジェクトに名前を付けます。これは、ラベル、灌水一覧表、その他のワークシートで役に立ちます。 |
注釈 |
オブジェクトに関する注釈を追加します。これは、ラベル、灌水一覧表、その他のワークシートで役に立つほか、赤のシンボル定義を保存する時にメモするのにも便利です。 |
ヘッドのタイプ |
配置したポイント式散水のタイプを示します。 |
図面内の表示 |
計画情報または計算情報を選択すると、図面内のすべての計算値と有効範囲の表示に影響を与えます。次を参照してください: 概念:灌水の設計および計算パラメータ |
計画情報 |
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入力水圧 |
ポイント式散水を設計どおりに動作させるのに最適な給水水圧を指定します。 |
流量/散水半径 |
ポイント式散水の流量を表示し、該当する場合は、設計の入力水圧に基づく散水半径を表示します。カタログデータを変更する場合は編集可能になります。 |
散水半径減少係数 (ローターのみ) |
カタログデータで許容されている、設定した比率だけ散水半径を縮小します。 |
計算情報 |
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入力水圧/流量/散水半径 |
システム全体の計算されたパラメータに基づいて、計算された入力水圧、流量、散水半径を表示します。 |
散水半径減少係数 (ローターのみ) |
カタログデータで許容されている、設定した比率だけ散水半径を微調整します。 |
カタログデータ |
スプレイヘッドは、ノズルとボディでカタログセクションが異なります。 |
カタログからデータを取得 |
カタログダイアログボックスが開き、選択したオブジェクトのカタログデータを入手できます(通常、これは新しく作成するカスタムオブジェクトにカタログデータを追加する場合に使用します)。概念:灌水カタログを使用するを参照してください。 |
データ |
カタログデータを表示します。 ローターおよびスプレイヘッドの場合、ポイント式散水の性能が推奨水圧で制限されるかどうかは、水圧制御パラメータで決まります。選択する(はいと表示される)と、推奨水圧が水圧の上限となり、ポイント式散水の性能は制限されます。 |
カタログデータを変更 |
データフィールドを編集可能にします。データを変更し、カタログにカスタム項目として保存できます。 |
カタログに保存 |
カタログ項目の編集ダイアログボックスが開き、カスタムデータをさらに編集して、カタログに追加できます。 |
グラフィック |
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シンボル名 |
ポイント式散水を表すのに使用するシンボルセットおよびバリエーションの現在の名前を表示します。<デフォルトシンボル>は、デフォルトのポイント式散水シンボルセットが使用されていることを示します。 |
シンボル置き換え |
異なるセットのポイント式散水シンボルを選択します。リストからシンボルを指定します。選択する特定のシンボルに関係なく、散水範囲の形状に従って、セットから適切なシンボルが自動的に割り当てられます。 |
シンボルのオフセット |
実際の挿入点からのポイント式散水シンボルのオフセット距離を指定します。 |
シンボルの倍率 |
レイヤの縮尺に対して指定した倍率でシンボルを縮尺します。係数に1より小さい値を指定するとシンボルのサイズが小さくなり、1より大きい値を指定するとシンボルのサイズが大きくなります。 |
シンボルの回転 |
ポイント式散水シンボルの向きを指定するデフォルトの方法を示します。 回転なし:ポイント式散水シンボルの回転をデフォルトの向きに維持します。 有効範囲に合わせる:ポイント式散水シンボルを有効範囲の中心に向けて回転します。360度の散水半径には適用されません。 マークのみ有効範囲に合わせる:シンボル本体は回転せずに、シンボルの有効範囲アームを有効範囲の中心に向けて回転します。
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ラベルを表示 |
オブジェクトに自動的に灌水ラベルを付加します。そのオブジェクトタイプで最後に選択した灌水ラベルが適用されます。灌水ラベルをクリックすると、プロパティを編集できます(灌水オブジェクトにラベルを追加するを参照)。 |
有効範囲を表示 |
散水半径および散水範囲の形状のおおよその平面表示を行います。 |
3Dで有効範囲を表示 |
噴射軌道と距離に基づいて、散水半径および散水範囲の形状のおおよその3D表示を行います。 |
水圧を表示 |
図面に水圧ラベルを配置します。 |
流量を表示 |
図面に流量ラベルを配置します。 |